日本BBS連盟

会 長 挨 拶

平成20年5月24日
日本BBS連盟会長 馬場 義宣


 

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 このたび理事会において、会長に選出されました。皆さまのご協力なくしてはこの重責を担うことはできません。どうぞよろしくお願いします。
 この機会に、私の今の思いをお話しします。
 その1は、これからのBBS運動について、であります。
 昨年の60周年記念式典における皇太子殿下のおことば、皆さまのお仲間の大江隆之さんの謝辞、花之木憲一さんの決意表明が、その方向を示していると思います。おことばには、「様々な活動の経験を踏まえ、若い感性、たくましい行動力をもって社会の期待にこたえることを願う」とあります。謝辞では、「BBS運動の理念は不易」「日本の更生保護制度を支える若者の団体としての自覚を持ち、」「非行や犯罪をなくすために、ときには大胆なアピールをし、ときには必要な制度の提案を行い」「後に続く者を信じて」と述べられています。決意表明には、「地域のこどもたちと共に歩んでいくこと」「小さな一歩でも実行していく勇気をもつこと」「今こそ心を一つにして、非行や犯罪のない明るい社会の建設のために日々努力」とあります。
 これに加えて、4月22日、光市の母子殺害事件の差戻し控訴審判決(広島高裁で死刑)後、遺族の本村洋さんが語った言葉を強く受け止めたいと思います。本村さんは、「決して喜ばしいことではない。遺族としては満たされたのですが、社会にとってみれば事件をめぐり私の妻と娘、そして被告人の3人の命が奪われることになるわけで、これは明らかに社会にとって不利益なことです。たいへん重い判決が出されましたが、それで終わるのではなくて、社会の皆さまにも、どうすれば犯罪も被害者も生まない、死刑という残虐な刑が下されない社会になるのか考える契機にならなければと思います。」と述べられています。
 その2は、昨年来、皆さまから寄せられた様々なご意見について、であります。
 はじめに、都府県連・地区会と本連盟との意思の疎通についてですが、各地方連盟の会長の皆さんに、その役割を果たすべく、工夫していただこうと考えています。
 次に、経費の節減についてですが、本年度予算の執行において、役員皆さまのご理解を得て、実行していきます。その一方で、私は、当面、資金の造成に努めるつもりです。本連盟の役員の皆さまにも、賛助会員の獲得に力を入れていただくことを要望します。
 その3は、広報について、でありますが、まず、このたび日本更生保護協会によって作成されたBBS活動事例集「メッセージ」(会員に2部ずつ配布)を大いに活用していただきたい。次に、機関誌「ともだち」を広報活動に活用するため、都府県連・地区会から報告された活動事例を、毎回多数掲載することを実行したいと思いますので、ご協力をお願いします。皆さまの活動事例について付言しますと、毎月刊行される「更生保護」誌(これは私の定期購読誌です)には、ときどきBBSの記事が掲載されます。私の夢は、同誌の毎号に、BBSの記事が掲載されることです。どんどん活動し、報告いただいて、同誌の編集委員会に持ち込みたいと思います。
 なお、会員数の減少が気がかりではありますが、会員を募る方法について考えてみますと、かっての調査で、会員になった動機の第一位は、会員自身による勧誘と、保護司の紹介でした。皆さまはどうしてBBS会員になりましたか?多くの方は、熱心な先輩会員に誘われ、活動を実際にやってみて入会されたのではないでしょうか。大切なのは、また有効なのは、活動、それも継続的な活動と、会員の熱意だと思うのですが………私が努力する決意の資金造成も、全国各地の会員の様々な活動を紹介してそのために資金が必要ですと説明しなければ、説得力に欠けますので、活動がキーワードとなります。

(注)馬場義宣 (ばばよしのぶ) 新会長の略歴は、昭和18年9月東京生まれ 昭和44年検事任官、平成11年7月から同13年5月まで法務省保護局長、平成14年8月検事退職、現在は学習院大学法科大学院教授、弁護士、日本司法支援センター監事。